第4内科 糖尿病・内分泌内科
診療案内
週3回の糖尿病専門医(非常勤)による専門外来と、週3回の院長外来で担当しております(糖尿病専門医による外来は、水、木、土曜日)。糖尿病の診断や治療に加えて、糖尿病性合併症の評価(眼底検査、尿中微量アルブミン、神経伝導速度など)ならびに動脈硬化の評価(頚動脈超音波、ABIなど)も随時施行しております。合併症が認められる患者さんについては、他科と併診することで切れ目のない治療を実施しております(腎臓内科、眼科、形成外科など)。さらに糖尿病療養指導士による栄養指導、専門看護師による生活指導、フットケア、インスリン自己注射の指導もしております。
糖尿病の入院治療は糖尿病による合併症の有無の検査、糖尿病に合併しやすく糖尿病を悪化させやすい脂質異常症、高血圧の評価を実施。徹底した食事療法に合わせて、患者さんのライフスタイルに合わせたオーダーメイドの治療法を選択し、退院後も継続可能な治療を目指しています。入院中は当院の糖尿病療養指導チームの糖尿病専門医、看護師、栄養士、薬剤師が全ての糖尿病患者さんを対象に糖尿病教室を行って、糖尿病に対する知識や生活習慣の向上を図っております。現在2週間の教育入院のパス(インスリン導入)を運用しております。
・入院加療適応例
①食事療法を中心とした教育入院の症例
②多剤内服でもコントロール不良(HbA1c>8%)でインスリン導入が必要な症例
③インスリン投与中でもコントロール不良(HbA1c>8%)でインスリンの種類や投与量の変更が必要な症例
④シックデイなどで糖尿病ケトアシドーシスに陥った症例
糖尿病性壊疽の患者さんについては形成外科と併診で管理いたします。
内分泌疾患は、甲状腺疾患や副腎疾患を中心に診療しております。甲状腺疾患は自己免疫性甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)の診断や加療、甲状腺腫瘍の診断(必要に応じ超音波下吸引細胞診)を実施。バセドウ病や橋本病で状態のよくない患者さんは入院加療で対応いたします。副腎疾患については内分泌的高血圧疾患(クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫など)、腹部CTなどでたまたま発見された偶発性副腎腫瘍、副腎皮質機能低下症の診断、加療を実施いたします。必要に応じ大学病院などの専門の医療機関に紹介いたします。日常診察の中で不安な点がありましたら是非ともご紹介いただければ幸いです。
医師
診療実績(2022年度)
糖尿病関連の患者数・・・・・・病院全体で1,425症例/年
新患数(糖尿病専門外来にて)・・・・・・・144症例/年
インスリン治療患者数・・・・・・・・・・・30症例以上
病院全体
甲状腺機能亢進症・・・・・・・・・・・・・・165症例
甲状腺機能低下症・・・・・・・・・・・・・・312症例
腫瘍・・・・・・・・・・・・・・・・・・125症例/年
副腎疾患・・・・・・・・・・・・・・・・52症例/年
下垂体疾患・・・・・・・・・・・・・・・・8症例/年
副甲状腺疾患・・・・・・・・・・・・・・・・3例/年
入院患者数(糖尿病関連)・・・・・・・・・52人/年
(うち糖尿病性ケトアシドーシス・・・・・・・・12人)